16.02.2023
Introduction
防災を専門に学ぶ学科がある多賀城市の多賀城高校で、台湾の高校生らとの交流会が開かれ、防災のあり方について意見を交わしました。
多賀城市の多賀城高校では、震災後に「災害科学科」が設置され、防災について専門的に学んでいます。
1日は、台湾の高校生や大学生ら25人が、日本の防災について学びたいと高校を訪問し、「災害科学科」の生徒14人と交流しました。
交流会で、生徒たちは、翻訳アプリを使用しながら、避難の際に持ち出す非常用持ち出し袋にどういったものを入れておくべきか意見を出し合いました。
台湾の大学生からは、ライフラインの復旧が遅れるケースもあり、日本よりも飲料水や食料を多めに備えておくべきだという意見が出たほか、日本の生徒からは、寒さに備えた防寒着が必要だという意見が出ていました。
このあと生徒たちは、台湾の非常食を食べるなどして交流していました。
参加した多賀城高校2年の女子生徒は「台湾では、非常食といえばクッキーやチョコレートが主流と聞き、文化の違いを感じました。台湾の非常食もおいしかったです」と話していました。
また、台湾の男子大学生は「日本人の災害に対する姿勢など、いろいろと勉強になりました」と話していました。